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読むもの、あります。

読んだ本を主にご紹介します。気が向いたら、他にも何かしらご紹介します。

2017年にしたいこと、やっぱり○を使いたい!

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。

ちなみに下の写真は、昨年のクリスマスに実家でホームパーティーをしたときに撮った、実家のワンコです。眠そうなときに撮ったので、写真だと目がどこにあるのか分かりません。

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さて、はてなからの「今週のお題」、答えてみることにしました。

今週のお題「2017年にやりたいこと」
さてさて、どんな野望が出てくるか?

 

1.ヴィオラを弾く。

これね、昨年はほとんどヴィオラを弾けなかったので。
結婚関係のあれこれで忙しすぎて、所属している弦楽アンサンブルの演奏会に参加することを諦めたのです。大曲揃いだったので特に参加したかったけれど無理だった。練習不足で舞台に乗るのは申し訳なくて、泣く泣く諦めました。
なので、今年はヴィオラをもっと弾いて、演奏会にも出たいものです。

ちなみにヴィオラは木でできていて、触っていると安心するのですが、私だけだろうか?
不思議な温かみがあって、木製のものってけっこう好きです。

 

2.家計簿をしっかり把握する。

結婚してから、いやする前からか、きっちり記録だけはしているのですが、それだけではだめなんですね……私の場合、記録することで満足してしまう。
それでは家計簿をつけている意味がないので、手書きの家計簿をつけられたらと。

雑誌『ESSE』についてきた付録の家計簿もあるのですが、私としては、この本に書かれている家計簿を実践したい。

 

正しい家計管理

正しい家計管理

 

 この本に書かれていることでとても納得したのが、「Excelなどで管理している方もおられるだろうが、手書きでないと使った金額を実感できない。数字としてしか把握できない」という旨の言葉。まさに、その通りです。
Androidスマホ用に、「らくな家計簿」という大変使いやすい家計管理ソフトがありまして。それを使っているのですが、どうも使った金額の実感がわかない。
家計管理においてその姿勢は大変危険なので、手書きにします。

そのための「ノート」として選んだのが、ほぼ日手帳のカズン
ジッパーズという、いろいろなものを一緒に保管しやすいカバーも購入したので、レシートを貼ったり、上記の本にもとづいて手書き管理をしたりしようと思います。

 

3.歌を歌う。

カラオケで歌うのではなく、できれば合唱サークルのようなところに入りたいなあと思っています。
歌を歌うのって、自分の体を楽器にしている行為だと思うのです。それが何だか昔からずっと好きで。
あと、歌を歌うときっとストレス発散になる(笑)これはぜひ今年から挑戦してみたいことです。

 

4.本を読む。

結婚してから自分でこなす家事の量が圧倒的に増えて、その他諸々の理由もあって本を読むことが減ってしまいました。
でも、一人の時間にじっくりと本を読むことってものすごくストレス発散になるらしい、私の場合。
空き時間にスマホをぼーっといじるのは苦手なのですが(時間の無駄遣いをしているように感じられてしまって……)、本を読むのは大の得意。ということで、外出の際にはほぼ必ず本を持ち歩いています。

そして派生的な目標→【積ん読本を減らす、いらない本は売る】。
本の収納スペースにも限界があるので、泣く泣くでも本を減らしていかないといけません……だって、本っていいものを見つけたら、どうしても買いたくなってしまうから。
これが旦那さんから、「(君は)本が趣味だから、それを大切にしなよ」と言われるゆえんなのか。

まあ何はともあれ、少しずつでも読んでいこう。

 

こんな感じですかね。

タイトルの○に入る答えは、「体」です。分かりにくくてすみません。

他にも、家事をきちんとしたかったり体調を整えたかったりブログを書きたかったりといろいろありますが、なるべく笑顔で過ごせるといいなと思っています。

 

皆様の2017年が良き年となりますように。
ではでは(^^)/

2016年の読んだ本、おすすめを一挙紹介!今年は当たり年だった!

お久しぶりです。
いや、そうでもないかしら。

ただ今絶賛体調不良中なのですが(寝とけ……)、根性込めて今年最後の記事をお送りいたします。
なぜなら、どうしても今年中に書いておきたかったから……!

BGMは、このCDだ!

 

 

Concertos pour alto / Viola concertos

Concertos pour alto / Viola concertos

 

 私はヴィオラ弾きのはしくれなので、このCDを聴いて気分を高めながらキーボードを打つことにします(だから寝ろと……)。
ちなみにこのCDに収められているヴィオラ協奏曲は全て、ヴィオラのお師匠のもとで学びました。当時は死ぬかと思った。今では死んでも弾けない、腕がなまったから。残念すぎる……

 

 

今回の記事は、タイトルのとおり、今年の当たり本を簡単にご紹介します。
いやもう、今年は当たり本がめっちゃくちゃ多くて(例年比)、これは書き残しておかないと後悔すると思ったんですよ。

で、本棚のどこに当たり本があるか記録しておこうと思って撮った写真が以下のとおり。
さて、どこに当たりがあるか分かりますか?どの写真にも少なくとも1冊はあります。

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さて、答え合わせ。
1冊ずつご紹介します。

正直、めっちゃあるよ!

 

1.『服を着るならこんなふうに』

服を着るならこんなふうに (1) (単行本コミックス)

服を着るならこんなふうに (1) (単行本コミックス)

 

 

服を着るならこんなふうに (2) (単行本コミックス)

服を着るならこんなふうに (2) (単行本コミックス)

 

 

服を着るならこんなふうに (3) (単行本コミックス)

服を着るならこんなふうに (3) (単行本コミックス)

 

 このシリーズ、けっこう前から話題になっていたので存在を知ってはいたのですが、今年になってから3冊大人買いして読みました。
そうしたら想像以上に興味深く面白くて。
私は女性ですが、この本で紹介されているおしゃれは親しみ深い。何より、「ファッションってそんな難しく考えなくてもいいんだよ、楽しめればそれが何より!」という、MBさんのお言葉が温かくて。私自身おしゃれって苦手な人間なので。
男性のみならず、女性にもおすすめのシリーズです。続きが楽しみ。

 

2.『百年たっても後悔しない仕事のやり方』

百年たっても後悔しない仕事のやり方

百年たっても後悔しない仕事のやり方

 

 もともと、『入社1年目の教科書』が好きで、その中で紹介されていたこの本を図書館で借りて読んでみました。そしたらとってもうなずける本で……!あまりに面白かったので購入しました。

入社1年目の教科書

入社1年目の教科書

 

 出口治明さんの明快な語り口が普段から好きで、ツイッターもフォローしています。
この本では、仕事をする上、ひいては社会人として生きていく上でどのような心構えでいればいいか、分かりやすい言葉で出口さんのお考えが述べられています。
厳しくも温かいその姿勢に、共感できる方も多いのでは、と思います。
そして派生的に、ライフネット生命にも興味を持たざるを得なかった(笑)

 

3.『うしおととら

 もはや何も言うべきことはない、読むのだ。
これほど涙した王道の少年マンガは初めてです。
アニメもなかなか面白かったので、そちらもおすすめ。かくいう私も、もともとはアニメから入った人間です。
年を経ても錆びつくことのない面白さって、やっぱりあるんだなあと再認識させてくれたマンガ。
完全版はお値段はしますが、大きいので迫力がありますよ!

 

4.『ハゲからの生還』

ハゲからの生還 なぜ、私はたった1年で「超フサフサ」になったのか?

ハゲからの生還 なぜ、私はたった1年で「超フサフサ」になったのか?

 

 ※夫も私もハゲてはいないぞ!
本屋さんで棚差しされていて、タイトルにつられてパラパラ読んで衝動買いした本。こういう、ちょっぴり残念な雰囲気が漂いながらも面白いへんてこな本って大好きです(褒めています)。
中身はなかなか真面目なビジネス書……と見せかけて通して読んでみると謎の本、という感じなので、ビジネス書として読むのはあまりおすすめしません。
今現在ハゲへの恐怖を切実に感じていないので、この本の真価は正直分かりませんが、作者である杉山哲矢さんへの好感は感じました。文章からそういうのって案外伝わってくるものです。

 

 5.『アニメ監獄学園を創った男たち』

アニメ監獄学園を創った男たち (ヤンマガKCスペシャル)

アニメ監獄学園を創った男たち (ヤンマガKCスペシャル)

 

 これね……
爆笑して止まらなかった1冊。何度読み返してもそのたびに爆笑する。
アニメ監獄学園が好きならば読んで損はなし、というかぜひ読んでほしい。裏側でどんなおかしな血みどろな闘いが繰り広げられていたか分かるから。水島努監督のおかしさすごさが分かるから。
一度近場の書店で偶然見かけて、そのときは買わなかったんですよ。でも、ほしいと思ったときには近所の書店のどこにも在庫がなくて。ネット通販も全滅。初版本を求めて汗かきながら遠出した記憶がありますよ……(その後再版されましたが、初版を持っているのは密かな自慢です)

 

6.『ヲタクに恋は難しい

ヲタクに恋は難しい (1)

ヲタクに恋は難しい (1)

 

 

ヲタクに恋は難しい (2)

ヲタクに恋は難しい (2)

 

 

ヲタクに恋は難しい (3)

ヲタクに恋は難しい (3)

 

 これも、爆笑系のシリーズ。
「えー、イケメンと腐女子の恋愛なんて興味ねーなあ」と思って手を出さなかったのですが(少女マンガはあのキラキラ感とどろどろ感が苦手なので)、最近2巻まで通しで読んでめっちゃ笑いまして。3巻は発売日に偶然ゲットしました。
恋愛パートはわりとどうでもいいがとにかくオタクネタのギャグが面白い。オタクの夫とともに爆笑しながら読んだので、男性にもけっこうおすすめだったりします。
ただし、腐女子の実態を知りたくない方には全力でおすすめしませんよ!

 

7.『ざんねんないきもの事典』

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典

 

 著者が今泉忠明先生というだけで「これは面白いだろう」と予感して、買って読んで予想通り爆笑した本。
今泉先生の文章ってどうしてこんなにおかしいのだろう……?『世界珍獣図鑑』を読んだときから私は今泉先生の大ファンです。

世界珍獣図鑑 (オリクテロプス自然博物館シリーズ)

世界珍獣図鑑 (オリクテロプス自然博物館シリーズ)

 

 イラスト入りで読みやすい、もともとは子ども向けの本なので。
ただしときどきグロテスクな生き物も出てくるので、お食事前や気分の悪いときにはおすすめしません。
今泉先生の御本を読んで、生き物好きな子どもが増えるといいなあ……

 

8.『鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!』

鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!

鴻池剛と猫のぽんた ニャアアアン!

 

 言わずと知れた、大爆笑必至の猫マンガ。読むと分かる。
最近よくある「うちの子可愛い」系の動物エッセイとはちょっと違って、鴻池さんとぽんたの距離感が残念すぎて面白い。でもって鴻池さんに、ぽんたに対する愛情がないかというとそうではなくて、ところどころで彼なりの愛情の発露はあるんですね(ただしぽんたに直接向けられるものは少ない)。だからこそ笑えます。
鴻池さんの動物に対する愛情と距離感ってかなり好きです。

 

 

(やべ、力尽きそう。
でももうちょっと頑張る……!)

 

 

9.『ドラえもん最新ひみつ道具大事典』

ドラえもん最新ひみつ道具大事典 (ビッグ・コロタン)

ドラえもん最新ひみつ道具大事典 (ビッグ・コロタン)

 

 京都の蔦屋書店で知ったこの本。
パラパラめくっているだけで時間があっという間に過ぎます。
お値段のわりに分厚く、内容もかなーりよくできた読みやすい本。お買い得です。
ドラえもんをそれほど知らなくても、笑ったりへー!と驚いたり楽しめる本、おすすめ。

 

 10.『殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―』

殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)

殺人犯はそこにいる (新潮文庫 し 53-2)

 

 文庫Xとして有名になりましたね。
それを知らず近所の書店で購入して、タイトルを知ったときあまりの題材の重さにくらっときて、でも勇気を出して読んで、読書のジェットコースターに乗った本。
これは本当にすごい。事実は小説よりも奇なり、とはこのことかと思いました。
どうか、多くの人にこの本を読んでほしいと私も願います。

 

11.『もっとおいしく、ながーく安心 食品の保存テク』

もっとおいしく、ながーく安心.食品の保存テク

もっとおいしく、ながーく安心.食品の保存テク

 

 結婚してから、お台所の家事の本ってたまに読みましたが、この本はお役立ち。
類似の本はたくさんありますが、この本はその中でも読みやすく、食材や食品について楽しく学ぶこともできます。

 

12.『君の名は。』シリーズ

 

 

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
 

 今年メガヒットしたアニメーション映画「君の名は。」。
私も旦那さんと一緒に映画館に観に行きましたが、それには理由があります。
まず私がこの作品に触れたのは、映画の監督をされた新海誠監督ご自身が書かれた小説版『君の名は。』。初めの方は「これは何のラノベだ?」と感じて、外れたかなあと思っていたのですが、途中からかなりトーンが異なってくる。「あれ?何かおかしい?」と感じたときにはすでに、この物語の虜になっていました。
それでどうしても映像で追体験したくなり、映画館へ。予想通りの映像美でした。音楽も思っていたよりずっと良かった。
映画を観た後にビジュアルガイドを読んで、映画の感動を追体験。
そして気になったのが、もう1冊の小説『君の名は。 Another Side:Earthbound』。これは映画に描かれなかった外伝的小説ということで、Amazonなどでの評価が思っていたより高くて、映画を好きになった私はこちらも読みたくなり。一時期在庫が不足していましたが、なんとか入手して読破。映画を気に入った方にはおすすめの本です。特に、……いや、野暮なので、これ以上の感想はよしましょう。

 

13.『坂本ですが?

坂本ですが? 1 (ビームコミックス)

坂本ですが? 1 (ビームコミックス)

 

 

坂本ですが? 2 (ビームコミックス)

坂本ですが? 2 (ビームコミックス)

 

 

 

 もともとはアニメから入ったこの作品。
マンガも読んでみたら、とんでもない面白さだった。
アニメでも何度も爆笑しましたが、マンガは佐野菜見さんの独特の絵もあり、シュールな笑いを誘ってくれます。
そして地味に感動したのが、どんどん厚くなっていく単行本のわりに、価格が4巻通して変わらなかったこと。KADOKAWAさんありがとうございます。
ちなみに、マンガを後で読んで知ったのですが、アニメは本当にマンガに忠実に作られています。原作ファンの方も喜ばれたのではないでしょうか、と勝手に推測している私です。アニメもおすすめですよ。

 

14.岩崎夏海さんのドラッカーシリーズ

 

 

『もしドラ』はなぜ売れたのか?

『もしドラ』はなぜ売れたのか?

 

 これらのシリーズについては、「『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら』の感動。自分の「居場所」を探している人必読の1冊。」という記事で触れました。よろしければ読んでみてください。
岩崎夏海さんのドラッカーシリーズは、いろいろな感想を抱く方がいらっしゃると思いますが、私個人としてはドラッカーの入門本として、かなりの良書だと思います。

 

 

さてさて……いかがでしたでしょうか。

自分で書くのも何ですが、めっちゃあったな!!

 

感想が簡単になってしまいましたが、ひとつだけ分かっているのは、これほど当たり本に出会う年はなかなかない。貴重な出会いに感謝です。

 

一番最後に、今年から読み始めて、来年にかけてしっかり読んでいくつもりであるこの本を。

ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営

ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営

 

 良書すぎて、簡単に読み飛ばすのが惜しいのです。
しっかり勉強しながら読んでいきます。

 

それでは、今年はこのあたりで。
来年また、ぼちぼちでも記事をかけたらと思っています。もしよろしければ、来年もおつきあいください。

『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら』の感動。自分の「居場所」を探している人必読の1冊。

岩崎夏海さんの『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『イノベーションと企業家精神』を読んだら』(以下、『もしイノ』)、読了しました。
読み通すのにかなり時間がかかったけれど、ようやく読み終えられた。
この本のことはぜひ、どうしても、このブログに書きたいと思った。だから感想を書きます。
とても偏った(好意的な)内容になると思うけれど、そこは目をつぶってください。

 

 

 

この人の本に関しては、いろいろ批判とか中傷とかあるんじゃないかなと思ってる。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(以下、『もしドラ』)も『もしイノ』も、決してツッコミどころゼロのパーフェクトな小説ではないと思うし、それどころかツッコミどころは多すぎるんだろうなあと想像する。
でも、少なくとも私にとって『もしイノ』は、「私はまさにこの本を探していたんだ」という希有な読書体験をもたらしてくれた貴重な本だった。
ここのところ読んだ本でそんな感想を抱けたのは、正直『百年の孤独』ぐらいだ。

 

 

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)

 

 

 

「自分の居場所ってどこにあるんだろう」と悩む人は少なくないはずだと私は思っているし実際そう感じてもいる。
私自身、とある公共機関での仕事を始めてから3年目に入った今年も自分の「居場所」を見失っていた。情けない話だけれど事実。
でも、今は少し状況、というか、心の持ちようが変わった。
今から思えば今年の10月頃から変わっていって、今では明らかに仕事に対するモチベーションがあがったし責任感が強まった。
そのことの原因は、思い返せば「あれかな」という事柄があるけれど、あまりに個人的なことなのでここには書かない。
ただここで私が言いたいことは、「居場所」を見つけられたら仕事はそれだけでずっと面白いものになるし、極論、ここにいていいんだと自ら思えるようになる。
少なくとも21世紀を生きる人間には「居場所」が必要なのだと、この本を読んで改めて認識した。

 

では何が「居場所」なのか?と問われると、「『もしイノ』もしくはドラッカー著作イノベーションと企業家精神』を読んでみてください」としか答えようがない。
私自身は実はまだ『イノベーションと~』は読めていないのだけれど、『もしイノ』を読めばそのエッセンスは伝わってくる。
今回の主人公・岡野夢ちゃんは、『もしドラ』の主人公である川島みなみちゃんよりずっと共感できた。「私も夢ちゃんと同じだ……」と思った。
その思いは読んでいるときとぎれることはなかったし、最後の方、成長していく彼女の姿を見て、励まされもした。
私はビジネス書はけっこう好き。でも、自己啓発書だけは、目くらましされているようで本当に苦手だ。
苦手ではあるのだけれど、自己啓発書の一環であるかもしれないこの本は、あえて「飛び込んでみる」価値はあった。
もちろん、『イノベーションと~』の副読本としても面白く読める(私はむしろこちらの興味で読み始めたクチ)。
ドラッカーの本にあたる前に、もう少し分かりやすい本を読んでみたい」とする向きにもおすすめ。

 

イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】

イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】

 

 

 

もともと私は『もしドラ』を、表紙と売れ行きを見て胡散臭いと思っていた。ベストセラーは嫌いだから、読もうともしなかった。
でもドラッカーの本は大好きだから、胸中の紆余曲折を経て、結局読んでみた。
そうしたら、別に胡散臭い本ではなかった。むしろ思ったより真面目な本で驚いた。
だけれど、それでそのときはそのままになった。自分の中で、『もしドラ』は曖昧な存在のままだった。

今年に入ってドラッカーの『非営利組織の経営』を読む必要性を強く感じ、実際に読み始めてあまりの中毒性というか有用性にくらくらとして、しかしこの本は生半な覚悟では読み通せないと痛感して他の本にも手を出していた。
その中で『もしイノ』に出会った、というかその存在を思い出した。

 

ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営

ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営

 

 

ドラッカーの本はどれも堅い。いろいろな意味で「かたい」のだ。
すーっと読もうと思えば読めるけれど、それでは理解はできない。少なくとも私の頭ではそうだった。有用性の高い言葉が多すぎて、覚えきれないのだ。
読むときも、分かりやすい言葉が並んでいるのになぜかスムーズに読み通せない。「すーっと読める」のは、言ってしまえば、自分にあまり必要でない(とそのときは思える)事柄を読んでいるとき。
『もしイノ』もそうだった。図書館で借りたはいいけれど、のめり込めば込むほどなかなか読み進められない。内容は面白いのに途中で時間切れとなり返却した。
だから続きが気になって、思い切って買って読むことにした。

話は少しずれるが、その合間に読んだ、『『もしドラ』はなぜ売れたのか?』という、岩崎夏海さんご自身による回顧録が強烈だった。
この一冊で、私は彼のことが逆に気にならなくなった。岩崎さんの経歴とか性格とかはどうでも良い、この人の書く「本」が面白いのだと思えた。
作者その人を気に入らなければその人の本は読まないし読めないという自分にしてはとても珍しいことだ。
この本によって、『もしドラ』シリーズに対する苦手な思いが払拭された。『もしドラ』を読まず嫌いな方にはこれもおすすめの本。
もちろん、『もしドラ』に興味のある方にも大いにおすすめする。『もしドラ』製作の舞台裏がこれでもかと詰め込まれていて、迫真のドキュメントとなっている。
すでに新潮文庫版を持っていた私も、この本を読んだことにより、単行本を買い直したほどだ。理由は……裏表紙の違い、とだけ言っておこう。

 

『もしドラ』はなぜ売れたのか?

『もしドラ』はなぜ売れたのか?

 

 

 

自分に自信がない人ほど、『もしイノ』を読めばいい。私はそう思っている。
もちろん現実は厳しくて小説みたいにこんな上手くいくことはないだろうけれど、何かに時間を割くとしたら、セミナーに高いお金を出すのであればこの本を買った方が時間とお金の無駄にならないのではないかと個人的には思う。

 

 

 

長々と好き勝手書いてきた。
この感想はもともと、別の媒体で書いたものを書き直したものです。どうしても、『もしイノ』読了後の感動を書き残しておきたかった。
ここまで読んでくださってありがとうございました。