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読むもの、あります。

読んだ本を主にご紹介します。気が向いたら、他にも何かしらご紹介します。

忘れられない『舞姫』。鴎外先生何やってるんですか。

こんにちは。

体調は悪いですが本は読みたいです。

 

 

 

今回は、別の書評記事を書こうかなと思っていたのですが、はてな運営さんからのメルマガでこんなお題を見つけまして。

 

特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
http://blog.hatena.ne.jp/-/campaign/pdmagazine

 

賞をいただけるとは全く思っていないのですが(何せこの乱文だ)、自分の青春の読書を思い出したくなって(というか整理したくなって)、エントリーしてみることにしました。

 

 

 

で。

 

私の青春の1冊って何さ、と聞かれると非っ常ーーーーに!悩む。

 

なぜなら、小学生から大学生の頃は、今と比べてたくさん本を読んでいたんですよ。

比較にならないほど量的に読んだし、特に小説をたくさん読んでいましたね……今は小説、ほとんど読めていないんですが。

 

なぜ小説を読めなくなったかというと、まあ理由はいくつかありますが、

  • 「最近の作家さんで好きな人があまりいない」
  • 「好きなのに、読んでいて辛くなる小説が多い」(これなんかまさに片思いですね)

というのが大きな理由かな。

それもあって最近は、軽い本しか読んでいません……読書力は衰える一方。

スマホで時間をとられることも増えたし!でもガラケーに戻すことは今さら不可能だし!

ちなみに電子書籍は苦手なので、スマホでの読書時間はほぼなし。

 

 

 

まあそんなこんなで、脳筋を振り絞って昔の読書を思い出し、どれが青春の1冊にふさわしいか……と考えた結果、

 

森鴎外の『舞姫

 

が出てきた。

文庫本を買って読んだとかじゃなくて、現代国語の教科書に載っていたんですよ。

 

他の有力候補としては、夏目漱石の『こころ』があがったんですけどね……

『こころ』はたしか2回以上読んだはずなんですが、鴎外先生の『舞姫』には、忘れられない思い出がある。

 

舞姫

舞姫

 

 

 

 

そう……忘れもしない、高校生のときの定期試験。

 

現国(現代国語の略)の先生は予告した。

「『舞姫』は全文暗記しとけよー、問題用紙には本文は載せないからなー」。

 

この言葉をどれぐらいの生徒が信じたかは分からない。

 

 

 

だが、先生はやりやがった。

 

 

 

試験当日、配られた問題用紙を見ると、

 

 

「設問しか載ってねーーーー!!!!」

 

 

 

 

……

 

 

今思い出すと笑い話なんですけど、その当時は衝撃が走りましたね。

現国のテストが始まったとたん皆の衝撃が伝わってきたというか、そのときの教室内の雰囲気は異様でしたよ。

 

 

 

え、私?

 

私は余裕でした♪

 

国語、特に現国という教科はもともと超得意で(たぶん本を読むのが大好きだからだと思う)、『舞姫』は、

主人公・太田豊太郎のゲスさのあまり内容をよく覚えていた。

 

そのおかげで(?)、

「豊太郎はどう思ったか、本文より抜き出せ

みたいな「現国の先生は鬼か」と思うほかない問題もばっちり答えられたという。

 

 

つーか……まだまだ心が柔らかい高校生の教科書に載せていいのだろうか、『舞姫』。

倫理的にどうなのだろうか。

 

エリスを妊娠させてさ……そのエリスをドイツに残して祖国日本に戻る豊太郎よ、貴様それでも人間か!!!

と、当時ショックを受けたり憤慨したりと心中穏やかではありませんでした。

豊太郎のモデルって森鴎外自身と言われているし、鴎外先生、マジで何やってんすか……

 

そのためか、今でも、女性を妊娠させてポイ捨てする男性は

「地獄の釜に堕ちて永遠に釜ゆでにされるが良い!!!」

とか思っているんですけどね。

 

 

私の性格の一端は、『舞姫』によって作られた。

そして青春の笑えるほろ苦い思い出も『舞姫』によって(略)。

 

 

 

 

 

 

……ほんとろくでもない思い出だな。

 

H高校同級生の皆さん、覚えているかなあ。

 

 

 

ちなみにこの現国の先生はなかなかエキセントリックな方だったので、けっこう好きでしたよ。

 

1年生のときの担任の先生だったのですが、4月か5月の面談のときに「君は男性不信なのかい?」とずばっと言われたし、

 

現国の授業で村上春樹さんの『国境の南、太陽の西』を紹介していたし(そのときに興味を持って小説自体を読んだことがきっかけで、村上春樹さんのそこそこのファンになったという)。

 

高校生に『国境の南、太陽の西』をおすすめする先生もすごいと思いますよ、今思えば。

気になる方は読んでみてください。けっこうどろどろの恋愛小説だぞぅ。

 

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

国境の南、太陽の西 (講談社文庫)

 

 

そんな先生は、中年のイケメン男性でした。 顔がというより、雰囲気とか話し方が洒脱だった。

格好良い大人でしたよ。

 

 

 

 

 

ということで、今回は番外編として、

舞姫』にまつわるろくでもない思い出

を書かせていただきました。

 

 

いや、でも、『舞姫』自体は良い作品だと思うので、よろしければ一度読んでみてください。

そして豊太郎を呪うも良し。

 

舞姫 (新潮文庫)

舞姫 (新潮文庫)

 

 青空文庫にもあります。

こちらは無料で読めますよ。

http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2078_15963.html

 

 

 

ではでは~。